行政システム株式会社

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代表メッセージ

当社は、創業以来45年にわたり地方自治体に特化し、住民の各種情報を総合的に管理運用する「Probono-Web住民情報システム」を開発し、市区町村における事務の効率化、職員負荷の軽減や地域住民のサービス向上に寄与してまいりました。

選挙システムにおいては、北は北海道から南は九州・沖縄、八重山諸島まで全国250以上の市区町村でご利用いただいており、現在はタブレットを用いた電子投票システムの研究・開発が進行中です。

また日本赤十字社会員情報を統合管理するシステムを開発し、日赤本社様から各都道府県支部様並びに地区・分区(市町村)様までを縦断的にカバーするシステムを提供しています。

近年はセコムのデータセンターと提携したクラウドサービスのみならず、マイナンバーカード交付予約やワクチン接種予約管理などのまさに現代の激変する時代を担う社会システムや、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)の一環としてスマートフォンを利用したチャットボット、各種申請システムなどを提供しております。

将来的に自治体様とパートナーシップを組み様々な課題に取り組み解決していくための第一歩として2022年4月より、自治体コンサルティング部門、「行政システム総研」を立ち上げました。今後システム化されないような分野における様々な課題を自治体様と一緒になりながら解決し、市区町村経営の一翼を担っていく事が私たちの夢です。また近い将来、自治体分野においても避けて通れないメタバースについても、調査研究を開始致しました。

SEのもっとも重要な能力は「国語力」

私は、システムを開発する上で、もっとも重要な事、それは「国語力(日本語力)」だと思っています。

通常、私たちがシステムを開発する時は、何人かでまとまって「プロジェクトチーム」を編成し、一つのシステムを開発します。それぞれに役割があり、そして当然お客様と仕様を決定するための会議に出席する社員もいます。

仮にその社員が、お客さまが要望するシステム要件を間違って理解したらどうなるでしょうか。そしてその社員が間違った認識のまま、チームのメンバーに伝えてしまったらどうなるでしょうか。

お客さまが要望するシステムとは全く異なるモノができあがってしまいますよね。
ですから、私はシステムを構築する上で、第三者の言った事を正確に理解すること、そしてそれを他の第三者に文字や言葉で正確に伝える事、つまり国語ですね、それを最重要視しています。

プログラム能力?

システムを構築する一番の根本であるプログラムは、当社に入社しシステム部門に配属されたら、いやでも毎日書かなければなりません。
毎日やれば、どんな人でも、たとえば全く未経験者でも上達します。

事実、当社のシステム部門で働いている社員の多くは、文系出身ですし、またほとんどが未経験者です。2~3年前に入社した女子社員は、文系出身でプログラム経験無しという経歴でしたが、今は先輩たちに引けを取らない位バリバリとプログラムを書いています。

若い人の能力には本当に目を見張るものがあります。

私事で恐縮ですが、実は私はこのIT業界は全く未知の世界でした。
というのも、実は私自身も東京藝術大学音楽学部出身という畑違いの分野からのスタートでした。

入社当初は、社内でみんなが会話するコンピュータ用語、たとえば「オンラインやデータベース」という単語さえも解りませんでしたし、ワープロ研修では、それまでキーボードと言えばピアノしか触った事がなかった為に事務文書1枚打つのに何と丸一日もかかってしまいました。

今の自分があるのは、覚悟をしたからだと思っています。バッハやモーツァルトではなく、この道でやっていくんだという覚悟です。
ですから、皆さんたちも覚悟と国語力があれば大丈夫だと思っています。
そして、覚悟さえあれば、必ず障壁は乗り越えられます。

日本語を問題なく使える国語力さえあれば、大学も専攻も国籍も性別もまったく関係ありません。毎年4月1日をもってその年の全国の新入社員は一斉にスタートを切ります。ある意味その日をもって、すべてリセットされます。

ぜひ覚悟をもって飛び込んでみていただければと思います。

社員平均在籍年数17年超、新入社員3年以内離職率ゼロ

当社の社員の平均在籍年数は17年で、おかげさまで他の企業と比べてもかなり長いようです。
また新入社員の3年以内の離職率はゼロです。これは本当に私の自慢です。

以前、会社説明会で学生さんからこのような実績の理由を聞かれたとき、当社の若手社員が「うちの社長は良い意味でユルいからね」と答えていました(笑)
もちろんこの言葉には語弊もありますし、私自身もそこまで自覚はありませんが、そういった冗談を社員が言えるという意味でも当社は「アットホーム」な会社なのだと思います。

また、これからクローズアップされていく国内の生産労働人口の減少問題に対応できるよう、定年退職した元社員の方に協力社員として働いていただくという試みも行なっています。これも会社と社員の良好な関係があってこそ、できることだと思っています。

世の中を変える人の3つの要素

実際に採用活動で私が学生さんと接する機会にお話しすることのひとつに「世の中を変える人の3つの要素」というのがあります。

1つ目は「素人」
2つ目は「若者」
3つ目が「バカ者」です。

これまで経験した事のないような事象が次々と起こっている現代、たとえ経験を積んでいるプロであっても、むしろ熟練したプロだからこそ、これまでの経験則に囚われ考えてしまうという事になりがちです。なにか新しい課題に出会った時に「これは過去に経験したあれと同じものだ」という思い込みで捉えてしまう。

でも「素人」は、専門家のような知識や経験がないからこそ、新しいものを見て純粋に「こうしたらどうかな」と捉える事ができます。プロから見ると、そんなバカな事できるもんかと思ってしまうような事に対しても、可能性に対してフタをする事をしません。余計な天井をつくらないのです。だから可能性が無限大に広がる。

2つ目の「若者」、これは説明するまでもありませんね。とにかく若いって素晴らしい、と歌の文句ではありませんが、若者は純粋で探求力がありパワーがある。世の中を変える上でこれらは絶対に欠かすことはできません。

最後に「バカ者」ですが、これは誤解の無いように説明しますと、一つの目標に対してなりふりかまわず一生懸命になれる人の事を指しています。

学生の皆さんは「素人」と「若者」という2つの要素をすでに持っています。
あとは「バカ者」になれるかどうかです。

私たちとともにチャレンジし、世の中を変えていく、そんな「バカ者」との出会いを楽しみにしています。

行政システム株式会社
代表取締役社長 出口 智眞

Data データで見る行政システム

男女比

男性
8
:
女性
2

平均年齢

41.8

職業比

SE
8
:
営業
2

平均勤続年数

17.4

平均残業時間

27.3
時間/月

育休取得率

100
%

復職率

100
%

過去3年間の新卒採用者離職率

0
%